全て

コイルを巻くよりも面倒な作業があるとすれば、それが何なのかはわかりません。おそらくコインを転がしたり包んだりすることでしょう。 それは本当に面倒です。 しかし幸いなことに、コインを数える機械的な方法があるのと同じように、コイルの製造を少し面倒から軽減するツールはありますが、おそらくこの完全に機械的なコイルワインダーほど魅力的なツールはありません。

[ラルフ (VK3ZZC)] の驚くべき発明は、この用語が軽蔑的な意味で使用されている様子もなく、しっかりと「からくり」のカテゴリーに分類されると言えます。 このリグは、[ラルフ] 氏によると、かつてはかなりの高額で市販されていたマシンである MoReCo コイルマスターをベースにしており、現在でもプレミア価格が付いているようです。 オリジナルの製品を買う余裕がなかったので、[ラルフ] はスクラップ金属とボール盤と同じくらい洗練された工具を使って独自の製品を作りました。 これは真鍮とスチールの融合であり、コイル フォームの長軸に沿ってワイヤーをガイドするカムに動力を供給しながら、メインの巻き取りシャフトを駆動するハンド クランクを備えています。 カムはさまざまな巻線パターンに合わせて交換でき、さまざまなチャックがさまざまなコイル形状を巻線シャフトに保持するように適応します。

このビルドには興味深い詳細がたくさんあります。[Ralph] がハム仲間の [Peter (VK3YE)] の YouTube チャンネルで説明しています — 以下のビデオです。 最も優れたアイデアは、ワイヤー供給チューブにミツロウを保持するリザーバーを取り付けることです。 ワイヤーはコイルに送られるときにワックスでコーティングされ、少し潤滑するだけでなく、マグネット ワイヤーがコイル フォーム上の所定の位置に留まるようにある程度の粘着性を与える役割も果たします。 これは素晴らしい細部だが、[ラルフ] のワックスの原料であるチーズのブロックからのコーティングは、必ずしも食欲をそそるものではない。

これまでにもコイルワインダーを見てきましたが、そのほとんどは電動でArduinoを利用したものです。 それが悪いことではありませんが、すべて機械的なソリューションが実際に動作しているのを見るのは非常にクールです。